Title: A case of heparin-induced thrombocytopenia suspected while performing CHDF procedures, with subsequent successful reexposure to heparin
Abstract:CHDFを契機としてヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を疑い,その後ヘパリン再投与に成功した症例を経験したので報告する.症例は51歳女性,透析導入後59日目に溢水による肺水腫のためCHDFを施行,頻回の回路の凝固閉塞のためHITを疑い抗血小板第4因子/ヘパリン複合体抗体(抗PF4/heparin抗体)を測定した.抗PF4/heparin抗体が陽性であったためHITを否定し得ず,抗凝固薬をアルガト...CHDFを契機としてヘパリン起因性血小板減少症(HIT)を疑い,その後ヘパリン再投与に成功した症例を経験したので報告する.症例は51歳女性,透析導入後59日目に溢水による肺水腫のためCHDFを施行,頻回の回路の凝固閉塞のためHITを疑い抗血小板第4因子/ヘパリン複合体抗体(抗PF4/heparin抗体)を測定した.抗PF4/heparin抗体が陽性であったためHITを否定し得ず,抗凝固薬をアルガトロバンに変更した.アルガトロバンの投与を開始して約3か月後,PF4/heparin抗体の陰性化を確認した後に抗凝固薬をヘパリンに変更,HITの発症を認めずヘパリンの再投与に成功した.Read More