Title: Determination of α-olefin sulfonate, linear alkylbenzene sulfonate and alkylsulfate in detergents by infrared spectroscopy
Abstract:洗剤中のα-オレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS),直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS),アルキル硫酸ナトリウム(AS)の定量分析法を赤外吸収スペクトル(IR)により検討した.スルホネート混合系と同様にスルホニルクロライド誘導体にすることによりIR分析を行なうことを試みたが,ASのようなサルフェートの場合は,スルホネートと同じ条件ではROSO2ClとRClの混合物ができ定量すること...洗剤中のα-オレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS),直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS),アルキル硫酸ナトリウム(AS)の定量分析法を赤外吸収スペクトル(IR)により検討した.スルホネート混合系と同様にスルホニルクロライド誘導体にすることによりIR分析を行なうことを試みたが,ASのようなサルフェートの場合は,スルホネートと同じ条件ではROSO2ClとRClの混合物ができ定量することができなかった.しかしながら,触媒に用いたジメチルホルムアミドをスルホネートの場合の3倍以上(1.5ml以上)加えることにより,AOS,LASの反応を妨げることなく,ASを定量的にRClにすることができた.それぞれのスルホニル誘導体は,524,640および655cm-1に特性吸収帯をもち,これらをkeybandとして検量線を作成したところ,良好な直線関係を得た.AS,AOS,LAS混合品を7試料つくり,それぞれについて定量したところ,計算値と実測値がよく一致しており,最小二乗法による標準偏差は,ASσ=0.87%,AOSσ=0.94%,LASσ=0.51%であった.Read More